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大局観、ここに私は打ちたい、直感と閃きの違いって、気になるっしょ!

2011-05-24 | カテゴリ:本の感想、的な
勝ちたいからそこに打つ、というのは、実は、それほど楽しいことではないようです。

ここに私は打ちたい、この後どうなろうともここに打ったら気持ちいい、という手、それで打っていい、と、今の私は思います。

プロとしてバドミントンをしてて自分の勝敗で生計立てているのなら別でしょうけれど、アマチュアどころかただの小学生なんですし、だから、
もともと打ちたい手を打てばいい、
勝ちにこだわると逆に全体が見えなくなり、欲望や恐れが大胆さを失わせてしまう。

自分が打ちたい手を打ちたいように打ったところで、うまくいくときばかりでない、滅茶苦茶になる時だってある。
でも、直感でひらめいた手はそんなに悪くないことが多いんじゃないかな、むしろ、そのほうが強い。
失敗しても、「今の決まってたらすげーなー!」みたいな。

団体戦とか、勝ちを要求されるシチュエーションならそうはいかないでしょうが、今は、自分ひとりの個人戦で自分が負けたって自分が口惜しいだけなので、いいんじゃないかな。
勝ちを要求されるシチュエーションがあればあったらで、どうすべきかなんて、きっと当人が考えるでしょう。

どんな風になろうとも、
自分が楽しいからそれでいい、
間違っていたっていいじゃないかと、肚を決めて打つと、却って勝率が上がるような気がします。

感覚で打って失敗し、上手い相手にやられてもかまわない、そのほうが次につながると思えば、やってみて結局失敗して口惜しがっても、楽しいんじゃないか、と思います。

小学生のバドミントンが、いまひとつ重圧的で楽しくないのは、あまり、自分の感覚に任せてもらえてる、自分に任せて好きに打っちゃってかまわない、というのが、少ないからかもしれません、なんて思います。
だってー、ベンチから怒られるんだもんー。
あっち狙えとかこっち攻めろとか、うるさいんだもんー。

ウーの試合を見ていると、フォアサイド、フォアサイド、フォアサイド、フォアサイド、えっ、またフォアサイド? なんでそんなにフォアサイド?みたいな展開がありますが、そうして、ウーが決めた時には、(ああこれがやりたかったんだな)、と思います。
フォアに詰めさせて詰めさせて、その上で、ラインにスマッシュを打ち込みたかったんだね。
返せるコースが限られていたんではなく、自分の意志で、
少なくとも、それがやりたくて、そしてそれをやった、ということは、理解できる。
そこはフォアサイド、じゃなくて、バックサイドに打ち込めよ!なんてベンチから激しく突っ込みたくなりますが、ウーがしたかったんだから、それでいい。
きっと他の監督には、ばかじゃねぇの?って思われるでしょうけど……。
やりたかったことをやったラリーの、ウーの存在感は圧倒的で、私はそれを観られるだけでも幸せだと思います。
私はその、圧倒的な存在感を肯定していきたい。
それに、自分がバックサイドに打ちたくなったら、打つでしょう。
たぶん、そのうち、あ、バックサイドがら空きじゃん、と気付くと思います。気付いたら何かやると思います。ベンチからの叱咤でできる子ならとっくにトップだ。

だから、どちらかといえば私は、
試合で、ベンチに入っても、そこで、
ウーが勝つのを見ることが出来ても、
ベンチの指示で勝たせてやることはできないなぁ、と、思います。
私ができるのは、練習の質と量とをコントロールして、コートに送り出すだけだ。
あとは、練習で培ったものを使って、自分で何とかしてくるのを応援するだけ。

あるレベルに達すると技術の勝負だけではなくなって、人生観や世界観とかが問われる、だから、成功だけを追い求めるのではなく、失敗してもいいから自分の感覚にしたがってみる、結果を求めるよりも、自分がしたいことをしたほうがいずれいい結果につながると思う。
そんな練習ができていれば、試合の時には、好きにやっておいで、と笑って送り出せる。

感覚的な感じと戦術的な感じと、どう捉えてみましょうかと埼玉の間ちょっと悩んでいたんだけど、以前に読んだ、羽生善治 さんの大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)を思い出して、読み直してみて、参考になりました。研鑚を積んだ者のみにある「直感」、練習と集中力、負けること、リスクテイクについて、とか、興味のある方はぜひどうぞ。
CM(4) | TB(0) | テーマ:バドミントン | ジャンル:スポーツ

コメント

(^O^)/
うちも羽生さん、米本さん、升田さん、谷川さんなど
将棋の方の本は読んで参考にしています。
(元将棋雑誌にいた大崎さんの本も面白いです☆)

大局観についてはうちも興味があり
いずれBADMINTON Faunでもあるプロに登場いただくことになっています♪
2011/05/25 Wed 14:38 URL bonny[ Edit ]
>bonnyさん、
 こんにちは。いつもありがとうございます。そうでしたか、私も大変興味あります。また記事楽しみにしていますね。
2011/05/26 Thu 11:27 URL ritookoo[ Edit ]
こんにちわ。
以前、コメントさせていただいたことがある者です。

まさかバドで「大局観」の話がでるとは思ってみませんでした。
私は碁打ちですが、大局観とは大げさには信念だと思っています。ここに打ちたい!と。
経験から、大局観は変化するもので、それは成長の証だと思います。
子供に指導(碁)していると、痛感しますね。

面白そうなので、私も読んでみます。

記事、いつも楽しみにしています。
でわでわ~。
2011/05/26 Thu 12:21 URL せかい[ Edit ]
>せかいさん、
 こんにちは。子ども相手に碁の指導を通じて、相手の考え方とか感覚とか、子どもの成長を感じるのは、それはそれはさぞおもしろいことと思います。とても素敵ですね。
 羽生さんが、論理的な手堅い勝ちに行くよりも自分が打ちたいように打っちゃえ、って感覚も持っているという点がとても興味深かったです。
2011/05/31 Tue 14:09 URL ritookoo[ Edit ]













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