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本当に怖いシングルス

2010-02-01 | カテゴリ:バドミントン全般
本当に怖いシングルス、とは何か? 以下、小学生バドミントン、シングルスでの話です。

まず先に、答えを。

ロングハイサービスと、ハイクリアとドリブンクリアの組み立てによるシングルス。


※最近のトップシングルスにおいても、ショートサービスの多用と、立体戦よりも肩口抜く低空戦スピード戦が見られることが多いですが、シングルスがシングルスたる怖さ、という視点でのエントリですので予めご理解ください。


本当に完璧なロングハイサービスを受けたことがある人なら分かると思います、

上空のはるか高いところから、スピードを伴い真っ直ぐに下りてくるシャトルを打つことがどれほど難しいか。

視覚、視野深度が狂います。
生体的に目が錯覚を起こすので、距離感とタイミングが取りにくく、空振りしたり、正確にシャトルを捉えることが難しいです。
その上、真っ直ぐ下りてくるシャトルのコルクの横っ面を打つことになります。
しかも、位置エネルギーが運動エネルギーに転換されてくるので、重いです。

また、試合会場である体育館によっては、照明が邪魔になることも多いでしょう。

まず純粋に、上空から自分目掛けて落ちてくるものに対峙するのは、本能的に怖い。
まして、目測にズレがあり、予想以上に後ろだった、前だった、ということが、打つ直前に分かったときの対処までの数瞬、打ち損ねる予感や失敗の恐怖に、心がぞっとします。

ロングハイサービスをしっかり入れる、
小学生シングルス、県大会レベルなら、これで十分。
あるいは、逆に、サービス周りが弱いなら、県大会レベルでは誤魔化せても、全国では通用しない。

全国大会行って、帰って来て、強く思った。
全国で勝ち上がるのは基礎の基礎がちゃんと出来ている子だと。

ロングハイサービス、今の時代、一見、古い手法にも思えるけど、
強い選手は、ロングハイサービスが、上手いです。
本当に上手い。
打ち返しにくいサーブを、何食わぬ顔で繰り出してくるから、怖い。のまれる。


最初のロングハイサービスが完璧なら、返って来る球は、中途半端なネットミスか、パワーの足りないクリアに限定される。
いいクリアが返ってきたとしても、
このクリア打つために相手は確実に体力を消耗する。相手の体力を削れば集中力も切れ身体の制御も利きにくくなりミスが増える。

ショートサービスのほうがリターンが限定されてラリーの主導権を最初に握れる、と思うかもしれないが、サービスの技術があるならば、ロングハイサービス1本打つだけで1点取れるほうが楽。相手の自滅点で点を取るほうが、精神的駆け引きに有利。

もし、完璧なロングハイサービスをマスターしている選手なら、
コートに、ある種のフィールド魔法が発動します。

「怖い」んです。

相手を前に引きずり出して、奥へあおる、私の知っている全国小学生トップレベルのシングルス選手達は、練習の基礎の基礎としてこれを徹底的にやっています。

ロングハイサービスで奥に刺されたら、大抵はがら空きの前をフォローしようとします。
ラリー展開で奥に刺し、相手が我慢できずに仕掛けるのを見計らう、仕掛けてきたのを前で溜めて、相手を前に引きずり出しておいて、奥に呷るというパターン練習をやります。

サービスにしろ、クリアにしろ、
山なりの放物線上のシャトルは打ち返すのが簡単ですが、一気に高い位置に上がってから頂点で急に失速し手許で伸びるシャトルは、打つのが難しいです。
スマッシュに自信のあるプレーヤーでも、
リスキーな球は、つなぎに行きます。つまり、相手の特技を封じるわけです。

毎回毎回、打つのが厳しい難しいロングサービスや、あおられた所へハイクリアが上空からやってきたら、
気分が萎えたり、混乱したり、イライラしますよね。
でもこれを返さないといけない、
自分からさじを投げるわけには絶対行かないので何とかするしかない。
じりじりします。
なんつーか、
相手の手の内にはまった感が強いですよね。

相手のロングハイサービスの上手さに、気づかないうちに、
「なんでサービスリターンが自分の思うように返せないんだろう」と首を捻りつつゲームが終了してしまうかもしれません。

ウーも、全国大会レベルの選手がごく普通の表情で華麗なロングハイサービスを打ってくるのを受けるたび、「打ちづらくてきつい、厳しい」と言います。
「某さんのサービスは、頂点に来て落ち始めてから手許に来るまでに、ぐん!とものすごくスピードが上がってすごく打ちづらい!」
と、具体的に表現します。
そんな、魔球の繰り手が、何人かいます。


本当に怖いシングルス、とは、
プレーしててぞっとするシングルス、対峙する相手の力量を、「ぞっとする」感覚で気付くシングルス、
それが怖いと思います。

1対1ですから、自分以外の、誰の責任でもない。

シングルスは、かなわないと突きつけられる現実が怖い。

すでにもう基礎力からして違う、基礎力でかなわない、どうしようもない、とプレー中に分かったときの絶望感といったら、計り知れません。

もちろん、ゲームが終わればまた練習あるのみですからいつまでも絶望してるわけにはいきませんが。

ロングハイサービスやハイクリアは、シンプルな分、
ロングハイサービスと、ハイクリアとドリブンクリアの組み立てによるシングルス、これに徹底的に嵌められたときの、ラリーの恐怖はなかなか他にないと思います。
完璧なロングハイサービスを打つのは、普通の小学生バドミントン選手にはなかなか出来ません。
修練を積んだ、心の強い選手だけです。
そのときの気分や心の状態の制御はもちろんのこと、会場の空調設備やコートがドア付近にあるから出入り時の風が入るだとか、バックアウトするならどうするか、とか、その時の風を読みすぐにその場で調整できる分析力と判断力、調整の力量も必要です。
つまり、
ロングハイサービスは、リスキーです。
なので、無難にスタート切れるほうを選択するのは正解です。

ラリー制になった今、無難にラリーを展開するのは正解でしょう。

しかし、
バドミントンのコートは、決して平面に戦術を展開するものではありません。
とりわけ、コートを立体的に使ったプレーは、シングルスがシングルスたるゆえんというか、シングルスの華でもあります。

これができたら、かっこいいよね。




大きな大会のない今のこの時期、サーブ練するにはもってこいの時期ですよね。
CM(5) | TB(0) | テーマ:バドミントン | ジャンル:スポーツ

コメント

遠近感
ショートサービスやドリブンサーブの
遠近感の奥のが向こうの壁なのに対し
ロングハイサービスだと天井になるので
目の調整に時間のかかる選手には
それだけでタイミングを計り辛そうですもんね☆
2010/02/01 Mon 18:43 URL bonny[ Edit ]
私が小学生だったときに、都大会だかなんだかの試合で、全小常連のクラブの子とシングルスをやって、このことを痛感した記憶があります。
いくら当日ラリー制になる前とは言っても、サービスですべて点を取られ…
なすすべがなくて途方に暮れました。

まだ小学生だし、バドミントンじゃない何かをやるのも良いと思うので、自分で目標に向かって頑張ることを忘れないで頑張ってくださいね。

私は来週から試合です。
2010/02/01 Mon 19:01 URL 空[ Edit ]
bonnyさん、空さん、こんにちは、ritokooです。

>bonnyさん、
 なんでここはこんな天井なんだろう?と思う体育館があったり(笑)……会場が違い距離感の基準がいつもと違うとなかなか難しくなりますよね。ロングハイサービスだと、天井からなので、より難しいと思います。

>空さん、
 なす術がなくて途方に暮れるという感覚……分かります。
 バドミントンのことを考えた寄り道はもちろんですが、親の私としては、将来、バドミントン以外のものに興味を持ってそっちにいったとしても構わないとも内心思っています。一生懸命やるのであれば。

 試合がんばってくださいね。
2010/02/02 Tue 13:23 URL ritokoo[ Edit ]
高いところから落ちてくるシャトル
これわかります。
高いところから落ちてくるシャトルを打つのは本当に難しい。
空振りすると自分に当たることが多いので、
よく笑ったり笑われたりしますが実際難しいですよね。

基礎のない私には魔球に等しいです(^_^;)
2010/02/02 Tue 15:30 URL のぶちん[ Edit ]
のぶちんさん、こんにちは。ritokooです。

空振りすると自分に当たるのならシャトルの下に入れているということなので、よいこととおもっていいのではないでしょうか。

サーブ……私もですが、いいサーブが来ると打ちにくくて苦しいですねぇ。
2010/02/03 Wed 16:39 URL ritokoo[ Edit ]













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