眼と手の協応動作

2010-01-25 | カテゴリ:バドミントン全般
協応動作とは、見えた情報をもとに、手や体を動かす能力です。
スポーツビジョンとしても含まれる「目と手の協応動作」はバドミントンでも必ず必要な能力ですね。

「入力系」「オープンスキル」といわれるものがあり、これは、たとえばバドミントンでいえば、奥に居るのを見てネット前に落とす、とか、前に出てくるのがわかって奥にあおる、とか、外部環境に合わせて、最善の行為を成す相対的な能力や技術のことを指します。

バレーボールだったら、ブロックを見て、ブロックを抜くコースに打つことでしょう。
サッカーだったら、ディフェンスの挙動を抜いてパスを出すことでしょう。
例をあげればきりがありません。

バドミントンで、なにかショットを打つときに、「相手コートや相手の様子が見えた」だけでは足りないわけで、「見えた」+「コースに打つ」ことが必要です。

これの訓練をするわけですが、
たとえば、
コートを9分割して、コートに番号振って、コースやショットを限定する、といったノッカーとの呼吸の騙しあいも含めたバドミントンの練習が非常に有効ではありますが、
でも、
その練習は、たぶん、ある程度上手くなってからでないと(つまり、各ショットがそこそこ正確に打ち分けられ、瞬時にラケット面を変えたり、インパクトの質を変えることが出来る程度に、バドミントンの基礎力が高くないと)、練習が練習として成り立たない気がします。

だからといって、初心者や低学年の子は、
ひたすらサーブ練とか、基礎打ちとか、をただやっていればいいとは私は全然思いません。
でも、多くの少年団では、
そういったランクの子は、
「バドミントンでの基礎」という感じのあまりぱっとしない練習内容に多くの時間を割かれているのではないかと思います。

ゴールデンエイジという言葉を知っていて、
何をしてやるべきか、を知っていても、なかなか思ったように時間を割いてやれないのが現状かもしれません。
たとえば、バドミントンコーディネーション―遊んでうまくなるわくわくドリルの内容は、私も読んだし、やったし、実際素晴らしいですが、あれを実際の練習の場で、子どもたちにどれだけ時間をとってやれているか、となると、なかなか難しいのではないでしょうか。

バドミントン的な基礎は必要ですが、
初心者や低学年にはそれを実現させる筋肉やバランス力、使い方がまだ備わっていないのですから、結構無駄な時間を費やしている気がします。

全小でのトップ選手はともかく、
これからバドミントンの奥深さを知る時期の小学生選手に必要なのは、
バドミントン的な基礎、ではなくて、
まずは、運動の基礎、であり、判断の基礎、であり、目の使い方と、目や脳に連携した身体の使い方です。

「入力系」は言葉どおり、外部情報を脳にインプットするのですが、どういう情報かというと、「見たもの」「聞いたもの」「触ったもの」など、いわゆる五感的なものなので、私はバドミントンに限らないところから、インプットする割合をもっと増やしていいんじゃないかと思っています。

バドミントン以外、ということで、最近はバレーボールやフットサルについて、その練習内容等を調べていたんですが、大変興味深く効果の期待できる、あるスポーツ競技を見つけました。

バドミントンの強い中国ですが、
中国では、バドミントンはもちろん、サッカーでも野球でもバレーボールでもバスケットボールでも陸上でも、さまざまなスポーツ競技、運動競技のベースとして、非常にポピュラーな練習方法です。
ですが、
日本のバドミントンでは、これをやっている子どもチームは、私はまだ聞いたことがありません。

これは楽しい。
私もやったら楽しい。そして身体全体を良く使う。バランスを使った機動力が上がり俊敏性が向上する。ゴールデンエイジの子どもにこそやらせたいトレーニングです。

ためしに男女小学生にやらせてみたら、非常に熱心にやっていました。
特に男子は、こういうものを渡すと「なんとかしちゃろ!」という好奇心や攻撃性があるので、一気に上達します。

下半身の可動がぎこちない、下半身が固い、背中や肩も含めて身体全体が固い、動作が遅い、足使いが遅い、バランスが悪い、リズムが無い、集中力がない、必死さがない、堪え性が無い、

そんな子にすごいぴったりだと確信しています。
特に、バドミントンの練習が途中で飽きてしまう低学年の子どもにはよい息抜きになると思います。

どういうふうに紹介したらよいだろうかと今考え中です。
CM(7) | TB(0) | テーマ:バドミントン | ジャンル:スポーツ

コメント

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2010/01/25 Mon 13:03 [ Edit ]
雪国
東京の子たちよりもスキーやスケートで
いろんな能力が見に付いていそうですね♪

そういえば
動体視力とかのスポーツビジョンについての論文
書いたことあるんですよ♪
2010/01/25 Mon 15:15 URL bonny[ Edit ]
教えて欲しいです。
 40すぎたおっさんの僕のためにも、まだバドをさせていない娘のためにもゼヒ是非ぜひ、紹介してください。
2010/01/25 Mon 18:24 URL 金土木曜[ Edit ]
bonnyさん、金土木曜さん、こんにちは、ritokooです。

>bonnyさん、
 スキーやスケートが比較的手軽にできるのは北海道の良いところですね。
 論文という事は、公式に見ることができる種類のものでありますか?もし可能なら、読みたいです。

>金土木曜さん、
 ありがとうございます、田舎におりますとちょっと変わったことをすると周囲から叩かれがちでそれが懸念なんですが、そう言ってくださる方がいらっしゃるのでしたら、多少なりとも紹介したいと思います。少し待ってくださいね。
2010/01/26 Tue 10:59 URL ritokoo[ Edit ]
論文
大学とか大きな図書館には置いてあると思います。
日本女子体育大学トレーニングセンター紀要2005にスポーツビジョンについての
同紀要2006に映像の味方について
似た内容が第56回体育学会プログラムに

あと
かなり内容は違いますが
国立スポーツセンターの紀要JJESSにラリーポイントについてのものがあります。
最後のはJISSのHPからダウンロードできます。
2010/01/26 Tue 22:03 URL bonny[ Edit ]
運動の基礎
お久しぶりです!

運動の基礎。
中学生の初心者を見ていますが・・・
ゴールデンエイジのギリギリにぶら下がっている中学生に
今さらとはいえ、マット運動させたり、リフティングさせたり、お手玉させたり・・・
もしかしたらもう遅いかも(泣)と思いつつも、急がば回れ、と自分に言い聞かせてやっています。

今後は、ダンスもやらせてみようかと思ったり。
歌って踊れるバドミンターの育成、がんばります☆笑

私も是非、その練習方法聞きたいです!
2010/01/27 Wed 11:32 URL まうみ[ Edit ]
>bonnyさん、
 ラリーポイント制についての考察は見ました、私がバドミントンをやっていたのはサーブ権のある時代だったので、バド再開して比較的早い時期にその論文には行き当たって拝読しました。2点ずつ動くの、とても興味深かったです。

 そのほかの論文にも興味あります。公的入手方法を検討します。もしbonny経由で文面手に入るのならすごいありがたいです。とても興味あるので、もし可能でしたらどうぞよろしくお願いいたします。


>まうみさん、
 お久しぶりです。その節は大変お世話になりました。またお会いしたいです☆

>今後は、ダンスもやらせてみようかと思ったり。
歌って踊れるバドミンターの育成、がんばります☆笑

 バドだけで考えるよりこういう発想好きです。
2010/01/27 Wed 12:16 URL ritokoo[ Edit ]













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