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内股移動とバドミントン

2009-11-20 | カテゴリ:指導者メモ
平成21年度北海道小学生バドミントン指導者講習会での内容を私なりの言葉で解説します。

むかしから、バドミントンの指導では、足のつま先は外へ、外股、膝は外へ、という指導があり、私自身もそう教えられてきたので、私の足先は常に外向きなんですが、

膝を中へ絞り込んで動いたほうが、速い。

というのが、今時の話。

記事中で図解できないのが残念ですが、想像してみてください。

全力ダッシュします。
突如ターンして戻ります。
そしたら、
そのとき、足先は外向きですか、内向きですか?

人間はターンダッシュする時に、内股でターンを蹴って戻ってくる、ということで。

ネット前に、内股で入る、戻る時に蹴り足で入る。

内股移動を使うことで、普通の選手だと0.07秒ほどのところを、たとえば、佐藤翔治は0.04秒くらいで次に移れる、くらいに、速いんだそうです。


なんでこんな話かというと。

今時の子が、大抵内股なんですね。

私の子は、外股で、を基本に育てましたが、やはり、気をつけないと内股になります。

なってもしょうがないんです。

なぜなら、
生活様式の変化のせいで、足首の関節を使わないから。
今時の子どもは、
昔の指導者、あるいは我々の年代に比べ、足の関節の可動域が小さいんですね。

分かりやすい理由としては、便所の様式。

昔は和式でしたが、今は洋式。

洋式のトイレが普及することにより、
これまで、一日の内に何度もあった「しゃがむ、すわる」という動作をすることが少なくなりました。

今時の子は、
しゃがませると、そのままひっくり返ってしまう子もいるんだそうです。

私の実家は田舎の祖父母のいる家庭でしたので、和式トイレでしたが、
たしかに、和式のトイレは、最近では一般のご家庭にはなかなか無いと思います。

ウーの小学校の入学時説明会の時に、
「和式トイレで用は足せますか?足せるように予め教えておいてください」
と、わざわざ言われたくらいです。
(小学校のトイレも洋式ですが、旧校舎では和式なため)

つまり、しゃがむ、座る動作が少ないので、出来ない。
いわゆるうんこ座りって、しゃがむと、足先は外に向きますね。
その所作が日頃に無いので、足先が外を向く機会も少なく、よって、内股の子が多いとの事です。

バドミントンの指導のときに、
口やかましく「外股にしなさい」って、言いつづけても、普段の生活様式が外股を使う機会が少ないのであれば、関節の可動域が小さいのであれば、そうそう矯正はききません。

内股でもいい。
でも、
内股で移動した時に、そのまま外へ足首を捻る方向に体を倒さないよう、
体幹がブレないことが基本。
体幹を鍛えること。
内股状態で外への加重がかかった時に、しっかり支える足の筋肉があること、
これが条件だとのことです。

蹴って戻る、

これが出来なければ、内股のメリットはなく、危険です。
私は、ウーにもシーにも、
バドミントンを教える上での基本中の基本、として、
「外股」でのアプローチを教えてきました。

でも、実は、なかなか外股にはならんかったんですね。
ウーは、だいぶ外股で動きますが、シーは全然そうならない。
気をつければ外股になりますが、自然の状態では内股です。

以前、当ブログのなにかの記事へbonnyさんが、
「膝とつま先の方向に無理がなければ、どっちでもいい」
みたいな事をコメント下さっていて、
それ以来、
ああ別にいいのか、やかましく言わんでおいてみよう、と思ったのでした。

以来、しばらく足先の向きについては何も言わずに見ていたのです。

すると。

実は、ウーのネット前への入りが、内股なことが結構あって。

明らかな格上である高校生とのゲーム練習のときは特に。
当人シャトル追うのに必死で、
とにかく、前に入ったら、急いで戻ろうとするみたいで、
内股でネット前に入り、しっかり床を蹴って戻ってきていたのです。

ものすごく本気で必死な時に、あるいは調子がいいときに、
体が勝手にやる行為は、
私は、信じていい行為だと思っています。

しっかり蹴って戻る分には、決して見劣りする姿でもなく。
(格好悪いときはたいていよくない)

転倒や捻挫の心配もなさそうだったんで、
このままでもいいかな?
と思っていたところでした。


なので、
先日の講習会で、この内股移動の話が出たとき、
ああそれでいいんだ
と納得がいきました。

なので、
私は、本人が動きやすいのなら、出す足や着地が外股でなくてもいいや、と、今思っています。(トレーニングは必要です)

ただ、関節の可動域は、狭いよりは広いほうがいい気がします。


松田さんは、「これは人になんて言われるかわかりませんが」と前置きした上で、

うさぎ跳び

をさせているそうです。


ウサギとび=悪、的な話、ありますよね。膝を傷めるから、って。
でも、考えてみたら、根性論的しごきの用法でなければ、膝や足首の関節を使わせる、という点では、よいことのようにも私は思います。
だって、もともと、今の子どもの生活様式では、膝や足首の関節、日頃あまり使わないんだもの。多少の負荷をかけてやることで、普段使わんものを使えるようにしてやらんといかんのではないか、と話を聞いて私は思いました。

ためしに、うちでは、合宿の翌日から、うさぎとびさせています。
意外と楽しいみたいですよ。笑顔です。



ちなみに、
内股での、膝を中に絞り込む行為は、
スキーでも使います。
去年、スキーしながら、バドミントンにも使えるねぇ!と子どもたちと話していた内容にもつながることが分かったので、内股については、また今度書くこともあると思います。

いままで、バドミントンを教えながら、「こうじゃないかな?」って思っていたことが、最近は色々な部分でつながったりして確信に変わることが多く、大変興味深いです。
CM(2) | TB(0) | テーマ:バドミントン | ジャンル:スポーツ

コメント

反復横とび
スタートだけに絞れば
大腿骨が骨盤に真っすぐな角度でぶつかる横の方が早いんですね♪
数m走っていくと脚の回転がしやすい前の方がいいわけですが
バドミントンコートで足を回転させるなんて
2回くらいなわけですからね☆

反復横とびも横向きに足を出した方が早いですよね♪

ただ、足首のケガ以上に気をつけなくてはいけないのは
膝とつま先の向きをそろえないと半月板を痛めてしまうことです。

それだけ気をつければ横の方がいいですね♪
2009/11/20 Fri 12:31 URL bonny[ Edit ]
bonnyさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

>膝とつま先の向きをそろえないと半月板を痛めてしまうことです。

 はい。膝とつま先の向き、気をつけますね。

たしかに、バドミントンで脚を回転させるのは2回くらいですから、横に出る足のほうが早いですね。
特にこの夏は反復横とびもよくやっていたので、bonnyさんのおっしゃるイメージが理解できます。自分で体動かしながらなるほどと頷いてしまいました。いつもありがとうございます。
2009/11/22 Sun 16:19 URL ritokoo[ Edit ]













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