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動体視力視力トレーニングと集中による脳の高速処理

2009-01-06 | カテゴリ:バドミントン全般
 以前、「空振りを多発する選手?」というエントリで、動体視力が重要なのか?とかそんなことを書きました。結論から先に申し上げますが、まだよく分かりません。動体視力は、優れているほうが優れていないよりはいいんだろうな、とか、そんな程度でしか今のところありません。

 先日、「目力がスポーツを変える!動体視力トレーニング」という本を読みましたが、この本、少々乱暴に総括すると、結論的には

「子どもは外で遊べ!」

でした(笑)。

 のっけからざっくりと言ってしまいましたが、「目のゴールデンエイジとトレーニング」というジュニア指導者には興味深い内容も載っていますので、ジュニア指導者や親御さんは一読しておいても良いかもしれません。買うまでもないので、図書館で借りてみてはいかがでしょう。


 本から仕入れた知識を一部シェアします。

 学校の健康診断でやるような通常の視力検査(静止視力)の結果が良いからといって、単純に素早く正確な行動に結びつくわけではなく。

 重要なのは、

 「スポーツビジョン」

 以下に「スポーツビジョン」=「スポーツに必要な8つの視機能」を列挙します。

1.静止視力:
  人も目標も静止した状態で物を見る能力

2.KVA動体視力:
  直線的に近づいて来る物を見る能力

3.DVA動体視力:
  横へ動く物を見る能力

4.コントラスト感度:
  微妙な明暗の差を見分ける能力

5.眼球運動:
  視線を素早く動かす能力

6.深視力:
  複数の物の距離を認識する能力

7.瞬間視:
  目に飛び込んで来た情報を一瞬で知覚する能力

8.目と手の協応動作:
  目の端で捉えた物にすばやく手で反応する能力


 う~ん、どれも普段使ってるよなぁ……あまり新しい情報もなく、本を読みながら、「だから何?」って気分になりましたが、知識として言葉で整理するのも時には必要な作業なのかもしれません。

 黒いシャトルって、ありますが……kumpooのブラックシャトル(MATCH POINT PLUMA 77B マッチポイントプルマ77B)とか、頑張らないバドミントン研究会の「頑張らないブラックシャトル」とか、日本バドミントン専門店会の「FD-BLACK(動体視力)」とか……あれは動体視力、動体視力っていうけど、つまりは、「4.コントラスト感度」にハンデをつけることで、他の視機能の能力を上げようってことになりますね。

 マテリアルクルーの「ブラック」のリンク先に、「黒シャトルを使った意外な練習法をご紹介します!」というのがあるので、目先を変えて、たまにはこういう練習もよいのではないでしょうか。

 大人はともかく、子どもは、「シャトルが黒い!」ってだけで、大コーフン!します。

 最近練習のやる気が下がってきた、ノックに飽きてきているみたいだ、モチベーションが下がってきたな~、と思ったら、さっさと切り替えてこういうのを使ったほうが、子どもは喜ぶと思います。


 本書に拠れば、

 スポーツに必要な「判断力」の決め手は情報の収集源である「見る力」であり、

 1.視覚からより多くの情報をキャッチ:「見る力」
   ↓
 2.多くの情報から判断:「判断力」
   ↓
 3.すばやく正確なパフォーマンス:「競技力」

 とのことですが、実際は、プレーは、「見る」というより、「身体が勝手に動く」って感じではないでしょうか。

 実際にバドミントンをプレーする立場からすると、2.と3.との間には、量的質的および時間的な差というか、間というか、スパン、そんなものが相当あると思います。
 繰り返し繰り返し、の積み重ねによる情報の蓄積があるはずで、単純に、上図のように矢印で、ハイ次、ハイ次、と図式では解説できません。
 なので、視機能をトレーニングすれば競技は上手くなる、的な構図は、鵜呑みにするわけにはいきません。

 スポーツは競技レベルが上がるほど、身体(頭含む)の中に動きのパターンがたくさん蓄積されます。引き出しがたくさんあるわけです。今のプレーのパターンがどの引出しに入っているか、それを即座に判断して引き出すことができればよいわけです。
 判断の蓄積が必須なのです。
 動きのパターンが見極められれば、シャトルを最後まで目で追う必要はないのだろうと思います。

 バドミントンにおいては、
 ノックや日頃の練習において、一本一本を真剣に、大事に、集中して繰り返し練習を続けることが、すなわち、視機能のトレーニングそのものであり、ひいては競技レベルの引き上げにつながる、それ以上もそれ以下もないと思います。

 動体視力は確かに、優れていないよりは優れていたほうがいい、でもそのためのトレーニングは、スッゴイ地味なので、よほど楽しいように見せかけない限り、これに子どもが耐えられるはずがない。

 だから、本書では、「子どもは外で遊べ!」になっているんだと思います。

 逆を言えば、遊びの要素を取り入れれば、子どもにとってはとても楽しいものになるであろうことも予測できますので、合宿などで数時間、動体視力トレーニングのために時間を割くのは目先が変わって合宿っぽくて(笑)良いかもしれません。
 日頃の練習から意識的にトレーニングとして取り入れるのは、よほど指導者が真摯でなければ無理だろうと思います。

 だから、日々の練習を集中してやるのです。

 集中して練習することさえできれば、動体視力なんてほっといても身につくんではないかと。

 結局は、そんなもんじゃないかなぁ。


 また、よく動体視力が優れていると、「ボールが止まって見える」的なことが言われますが、私的には、「集中すると、脳が異様な高速処理をするので止まって見える」が正しいのではないかと思っています。
 あいにく、手許に科学的根拠となるリソースは持ち合わせていませんが、私にはプレー中にシャトルが超~スローモーションで見える時がありますし、私だけが特別ではないと思っています。

 車で事故ったとき、「あっ!」と思ってから衝突する直前までの間、異様なほどスローモーションな状態を経験したことはないでしょうか?

 いや、車の運転で事故らないに越したことはないですが……(苦笑)。

 ほんの一瞬のことであるはずなのに、異様に時が過ぎるのを遅く感じます。

 あれは、脳みそが非常事態を察知した本能だと思いますが、さてどうでしょうか。


 一瞬一瞬を大事に、集中して練習を積み重ねていきたいものですネ!
CM(2) | TB(0) | テーマ:バドミントン | ジャンル:スポーツ

コメント

参考になるか…
いつもありがとうございます

私も昔バドミントンをちょっとやっていて
去年の4月17日の記事と合わせてお読みください。

数年前に当時のナショナルメンバーや社会人、大学、高校の全国トップ選手と
並の選手との動体視力、眼球運動、周辺視野の広さ、瞬間視
の測定とそれにまつわるアンケートをして論文にまとめたことがあります。

結果は動体視力には差がなく、眼球運動は差があるほどではないにしろ並の選手の方が高く
周辺視野と瞬間視は圧倒的にトップ選手が高かったです。

アンケート結果でも
トップ選手でシャトルを見ていると答えた選手はなく
みな独自の理論で単点を見ていたのに対し

並の選手では多くの見るポイントを持って、つまりキョロキョロしていたことがわかりました。

トップ選手は単点を中心に広い周辺視野とすぐれた瞬間で自分のシャトルのレシーブポイントを予測しているという結論です。
また、相手との距離、スマッシュの速度と人間の反応時間を考えても、予測なしにトップレベルのスマッシュをレシーブするのは難しいと思われます。

ただ、高校生以上を対象としたため
ジュニアの選手のそれほど速くはない段階のスマッシュの場合
スマッシュのシャトルをよく見ることも可能だとも思いますし
その時期によく見ることが
後のスマッシュの弾道を予測能力の向上につながるのかもしれません。

予想が多く混ざった上に無駄に長いコメントですみません。。

これからもよろしくおねがいします
2009/01/06 Tue 11:13 URL bonny[ Edit ]
bonnyさん、こんにちは。rotokooです。
以前の空振り多発エントリでもコメントいただいていましたね!とても興味深いコメント&記事の紹介、ありがとうございます。

羽生さんがある局面の盤台を記憶するのにかかる時間、3秒、ってのは凄いですね……やはり「見る」作業もまた、その人独自の経験の蓄積のたまものなのかもしれませんね。

羽生さんだって、最初ッから、三秒で出来たとは思えないので……ジュニア選手がシャトルをよく見ることが
後のスマッシュの弾道を予測能力の向上につながるのかもしれません、というのは、非常に納得いきます。
やはり、くりかえし繰り返し、一本一本を大事に丁寧に打ち返すことが、とても重要で、どんなときも雑にせずに気持ちを入れて練習することを子どもたちに伝えてゆこうと思います。

しかし、棋士さんて、あの独特にして普遍的な真理を突く世界観、カッコいいですよね~……私も棋士さんの著書読むの好きですv-344

いつもブログ拝見させて頂いています。こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2009/01/08 Thu 04:35 URL ritokoo[ Edit ]













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